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〜千葉県〜

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 腰痛の大半は、レントゲン撮影やMRIなどの画像診断で異常がないと言われます。また逆に、画像診断で脊椎の変化などが発見されても、それが痛みの原因とは特定できないため、根本的な治療ができません。
 当院の統計では、女性の腰痛の約80%が、仙腸関節症と関連します。

〜 目次 〜

 仙腸関節症(せんちょうかんせつしょう)とは?
 骨盤(仙腸関節)のゆがみと全身症状
 仙腸関節のゆがみの原因は?
 当院の仙腸関節症治療
 骨盤のゆがみチェック
 通院のめやす



 
 仙腸関節症は、骨盤のゆがみが原因でおこる腰痛で、10〜30代の若い女性に多くみられます。近年、整形外科分野では、骨盤輪不安定症、または、仙腸関節不安定症といわれ、注目さています。
 主な症状は、腰とお尻の辺りの痛みで、靴下をはく時などに腰を前にまげると痛みが強くなり、座っているより歩いている方が楽な場合が多くみられます。重症例では股関節や足に痛みや痺れをともない、仰向きに寝られなくなります。

 右のレントゲン写真は、左仙腸関節症の女性の骨盤です。左腸骨が手前に捻れているため、恥骨が上下にずれ、骨盤全体の形がゆがんでいます。この方は、腰痛と下肢の後ろが痺れていました。

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 骨盤の輪は3つの骨で構成されています。
 骨盤の中央に仙骨があり、その左右に張り出した腸骨と接合して仙腸関節を構成しています。仙腸関節は体の上下をつなぐ唯一の関節で、骨盤全体として、体を支える土台となる重要な働きを担っています
 何らかの原因で、仙腸関節にずれや捻れが生じると、骨盤全体がゆがんでしまいます。骨盤のゆがみは、徐々に全身のバランスを崩し、頭痛や肩こりなど体の様々な部位に影響を及ぼします。骨盤は内臓を納める器でもありますから、ゆがみがあると、骨盤内の循環障害(おけつ)を誘発して冷えやむくみ、婦人科系の疾患にかかりやすくなります。
 顎関節の痛みや歯の噛み合わせの不良も、仙腸関節と深く関係しています。


体がゆがむと

〜「体のゆがみ」の継続から起こる症状 〜
正常骨格図
(正常な姿位)


     耳鳴り
     冷え症
     生理不順
     生理痛

体のゆがみの継続

    O脚X脚
    膝の痛み
    足関節の不調
    足のむくみ
ゆがみ骨格図

(ゆがんだ姿位)
頭痛、肩凝り
上肢の神経痛
顎関節のずれ




子供の姿勢不良
腰痛症
坐骨神経痛
臀部の痛み
尻たれ
股関節の不調



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 特に扁平足が影響します。
 足底には3つのアーチがあり、土踏まずを構成して、足が地面に着く時の衝撃と捻れを和らげています。このアーチが崩れた状態が扁平足で、足の裏の2番目の指の付け根にタコができやすくなります。外反母趾も扁平足が原因です。
 扁平足になると、かかとの骨が内側に傾くために重心が不安定になり、歩く時に、体の動きに伴う衝撃と足の捻れが、仙腸関節に悪影響を及ぼし、骨盤周囲の筋肉や靱帯にも大きな負担がかかります。この状態が長期に続くと、仙腸関節にゆがみが生じ、痛み等を起こします。
 扁平足の他に、事故やスポーツの影響、股関節の疾患で発症する例もあります。女性は、妊娠時にホルモンの影響で骨盤周囲の関節が緩むため、ずれてしまう方も珍しくありません。

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 仙腸関節症は、関節のゆがみが原因で発症するため、痛みを取り除くだけでは、再発する例が多くみられます。当院では根本的な原因が何かを考え、総合的な治療を施します。

 また、特に痛みなどはないが、自分もゆがんでいるのではと、気にはなっていてる方、問診、ゆがみ具合の検査等だけでも、受けられます。日常生活での注意点、改善点や運動の方法などもお話します。

鍼治療  痛みを解消し、筋肉の緊張を緩め、血液循環を改善させます。
メディセル
筋膜療法
 注目されている治療法。凝り固まった筋膜の癒着を取り、骨盤周囲の筋緊張が改善。強張った骨盤周囲の環境が整い、より早くゆがみが解消。
補助療法  症状によって、テーピング、または、必要に応じて、骨盤ベルト、インソール等で、体のバランスの安定をはかる。
運動療法  ストレッチ等での、筋肉の柔軟性回復法、不良姿勢の自己矯正法を指導します。
 また、再発しにくい体を作るために、筋力トレーニングをお勧めしています。
 また、骨盤の安定に重要なインナーマッスルトレーニングのために、振動マシン(マモリス)を導入しました。
日常生活指導  日常の何気ない動作や生活習慣のなかに、骨盤のゆがみを悪化させたり、治療効果を半減させるものがあります。姿勢や生活習慣を正して、再発を予防しましょう。

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 痛みの強さや持続期間によって、治療期間が異なりますが、通常、週1〜2回通院し、3週間で改善がみられます。
 仙腸関節症は再発しやすいため、その後も定期的にチェックのために通院することで、再発予防できます。
 また、痛みで眠れない、仕事や家事ができないほどの重症の場合も、1〜2ヶ月通院で症状が和らぎ、治療の継続と運動療法や生活習慣の改善で、完治が期待できます。

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骨盤のゆがみチェック

 骨盤は、日常のちょっとした動作や姿勢の繰り返しによって、ズレてゆきます。日頃は何気なくやっていることや、体の変化を少し気にしてみて下さい。

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30代 女性  会社員(デスクワーク)
症  状
 右側の殿部〜大腿後測〜膝の裏側にかけて痛み、足先には刺すような痛み。
4ヶ月前に合わない靴を履いた後から、痛みが急に悪化。
はじめに受診した整形外科では、「ヘルニア」と診断されるが、手術するほどではないとのこと。
 湿布や鎮痛剤を処方されたが、1週間経つと薬の効き目がなくなり、夜も眠れないほどの痛みが続く。

痛む動作
 前にかがむ時、立つ時、靴下を履く時、立ち上がる時、仰向けに寝る時、寝返りをうつ時

所  見
 L4−L5間に階段状変形がみられる
 腸腰筋の筋力低下や圧痛あり

治療方針
 仙腸関節症の鍼治療、および生活指導

経  過
 来院時のペインスケール9(ペインスケール:痛みのMAXを10とした場合)
 治療当日の夜、よく眠れる。翌日の夜は痛みで一度起きる。
 6回の治療で仰向けに寝るなどの動作も可能
 その後、仕事が多忙時、気温が下がって冷えた時、しばらくストレッチをしていなかった等で、腰の痛みがではじめた際に治療。
 現在、以前からやりたかったランニングにむけて体調を整えるため、定期的に通院中。


30代 女性  会社員(デスクワーク)
症状
 腰、でん部に重だるい痛み
 仕事で座りっぱなし、2年くらい前から徐々に痛み出してから症状変わらず

発症後
 整体へ行くが、症状変わらず

痛む動作:
 腰を後ろに反らす、長く座っている時

所見:
 ハムストリングスの緊張
 腸腰筋の筋力低下、L5−S1間に圧痛あり

治療方針
 仙腸関節症の鍼治療、および生活指導

経過
 来院時のペインスケール4(ペインスケール:痛みのMAXを10とした場合)
 2回目の治療後から少しずつ良くなる(旅行のため2週間通院が空く)
 仕事で残業が多かった時や、ストレッチをしていなかった時に痛みがでる事もあったが、初診から5回目の治療以降、調子良いため運動療法のみ。
 姿勢の改善、ストレッチの継続により痛みが出なくなったため、通院終了
 (初診:9月22日   最終治療日:(同年)11月4日)


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